このページでは、麻雀牌(まーじゃんぱい)について説明します。

麻雀のルールを覚える上で、麻雀牌の定義や種類を理解することが出発点となります。

麻雀牌は、概念的にトランプカードに似ていますので、そのイメージで理解を進めていただければと思います。

麻雀牌のイメージ

麻雀牌のイメージ

麻雀牌(まーじゃんぱい)とは?トランプのイメージで理解

麻雀のルール概要で説明した通り、麻雀はパズルゲームの側面を持っていますが、麻雀牌(まーじゃんぱい)とはこのパズルのピースです。

麻雀牌はトランプのカードと似ていて、絵柄数字の考え方を持ちます。

トランプは4つの絵柄(ハート・クローバー・スペード・ダイヤ)、1-13の数字(エース~キング)で構成されていますが、麻雀牌も似たイメージで理解していきましょう。

麻雀牌の大分類について:「数牌」と「字牌」

麻雀牌は大きく分けると、以下の2つに分類することができます。

  • 数牌(シューパイ/スーパイ)→絵柄と数字の考え方を持つ
  • 字牌(ツーパイ/じはい)→絵柄のみの考え方を持つ

数牌は文字通り、数字の考え方(1~9)を持ちます。加えて、数牌は絵柄の考え方も持ち、具体的には以下の3つがあります。

  • 萬子(マンズ):一萬:麻雀王国二萬:麻雀王国三萬:麻雀王国など
  • 筒子(ピンズ):四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国六筒:麻雀王国など
  • 索子(ソーズ):七索:麻雀王国八索:麻雀王国九索:麻雀王国など

※数牌の詳しい説明は後述します。

一方で、字牌は絵柄の考え方しか持ちませんが、絵柄によって以下の2つに分けられます。

  • 風牌(フォンパイ、かぜはい):東:麻雀王国南:麻雀王国西:麻雀王国北:麻雀王国
  • 三元牌(サンゲンパイ):白:麻雀王国發:麻雀王国中:麻雀王国

※なお何も書かれていない白い牌を白(ハク)と言います。緑色の字で書かれた牌は發(ハツ)と言います。

ここまでの内容を以下の図でまとめてみたいと思います。こちらが麻雀牌の全34種になります!

麻雀牌の種類

では続いて、数牌と字牌についてもう少し詳しく見ていきましょう。

萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)について解説

数牌は萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)の3種類

前述の通り、数牌には萬子(マンズ)筒子(ピンズ)索子(ソーズ)3種類の絵柄が存在し、それぞれ1~9の数字の考え方を持っています。

これらの絵柄は、トランプでのハート・クローバー・スペード・ダイヤと同じ位置づけで、色(いろ)と呼ばれることもあります。

余談ですが、麻雀の「三色同順」という言葉は、この”色”の考え方に基づいています。

数牌の読み方は?日本語読みとは異なるので要注意

数牌は「数字+色」で読みます

数字の読み方は中国語を基本としていて、1~9まで具体的には次のように読みます。
   1:イー 
   2:リャン
   3:サン
   4:スー
   5:ウー
   6:ロー
   7:チー
   8:パー
   9:チュー

数牌の種類と読み方をまとめると以下のようになります。

◆萬子(マンズ)の場合

漢数字が数字を表しています。日本語の漢数字と同じなので、覚えやすい数牌です。

萬子(マンズ)の種類

◆筒子(ピンズ)の場合

玉模様の数が数字を表しています。

筒子(ピンズ)の種類

◆索子(ソーズ)の場合

竹の数が数字を表しています。一索:麻雀王国(イーソー)だけは鳥のシンボルとなっています。

索子(ソーズ)の種類

数牌に関する説明は以上となります。

最初は「この牌は何の数字だっけ?どの色だっけ?」と迷うこともあるかと思いますが、麻雀をプレイ・勉強していく中で自然と覚えられますのでご安心ください。

字牌について解説

字牌は全部で7種類

字牌は全部で7種類あり、数牌とは違って数の考え方を持ちません

その中でも風牌(フォンパイ、かぜはい)または四喜牌(スーシーパイ)と呼ばれる牌と三元牌(サンゲンパイ)と呼ばれる牌があります。

字牌の読み方はシンプルだが、日本語読みとは異なる

字牌の読み方は次の通りです。

字牌(じはい)の種類

「トンナンシャーペイハクハツチュン」と語呂で覚えるのが良いでしょう。

日本語では東西南北(とうざいなんぼく)という順序が一般的ですが、麻雀では東南西北(トンナンシャーペイ)となる点に注意が必要です。

ここまで字牌の種類を説明しましたが、字牌は数の考え方を持たないということが最重要です。

補足

麻雀牌の中でも特に

と言います。

初心者の方は余裕があれば理解するという程度で問題ありませんが、後ほど説明する役を覚える上で便利です。

➤ 麻雀の役とは?

麻雀牌は全部で136牌!(34種×4牌)

麻雀牌は全部で34種類、というのはここまでの説明の通りです。

そして、各種4牌ずつ使って対局を行いますので、全部で136牌(34種×4牌)存在することになります。

非常に多いと感じられますよね。トランプでもジョーカーを除けば全部で52枚です。

麻雀のゲーム性の深さ・面白さは、無限とも思われるような局面・バリエーションの豊富さにありますが、それはこの牌種・牌数の多さに因るものです。

麻雀牌の解説のまとめ

ここまで麻雀をプレイする上では欠かせない、麻雀牌について説明しました。いかがでしたでしょうか?

麻雀牌に関して重要なことは、「数牌は絵柄+数字の考え方を持ち、字牌は絵柄の考え方のみを持つ」ということです。

再掲になりますが、以下の図は頭に入れておきましょう!

麻雀牌の種類

続いては、麻雀牌のパズルの説明に入ります。

本ページで説明した麻雀牌をどのように使ってパズルを組み立てるのでしょうか?

以下のページよりご覧ください。

➤ 面子(メンツ)や雀頭(じゃんとう)とは?麻雀牌の組み合わせについて

また麻雀Stationでは、初心者を念頭に麻雀ルールをわかりやすく体系的にまとめています

以下のページに沿って理解していけば、基本的なプレイができるようになるでしょう。

【初心者向け】麻雀ルールを簡単にわかりやすく解説