麻雀には様々な役がありますが、「一発(イッパツ)」という役はご存知でしょうか?

一発は、リーチをかけた後に自分の順番が来る前にロンアガリするか、次の自分の順番でツモアガリするときに成立する役です。

また中級者以上の方向けには、「一発消し」という戦術があります。

このページでは「一発(イッパツ)」について、わかりやすく解説します。

麻雀の役「一発(イッパツ)」とは

リーチをかけてから自分の順番が来る前にロンアガリをしたとき、または次の自分の順番でツモアガリをしたとき、一発という役になります。

ただし、他のプレイヤーの鳴きが入った時点で一発の役はなくなります。

ツモや鳴き(ポン・チー)について

一発の確率は約9.3%

統計データによれば、一発の確率は約9.3%です。出現率の高い役といえます。

参考:オンライン対戦麻雀 天鳳/ランキング
(2023年4月4日時点の一般卓の統計データ)

なお一発はその役の条件上、リーチと必ずセットで発生します。

上記と同じデータによれば、リーチの確率は約42.4%ですので、約4~5回のリーチに1回は一発がつくという概算になりますね。

【中級者向け】戦術的な鳴き「一発消し」とは?メリット・デメリットを解説

前述の説明の通り、「他のプレイヤーの鳴きが入った時点で一発の役はなくなる」という制約があります。

この制約を逆手にとった「一発消し」と呼ばれる戦術があります。

リーチ宣言牌、または同巡に切られた牌に対して、ポン・チー・カンの鳴きのアクションを行うことで、一発の役を消すという戦術です。

役の可能性を一つ消すことで、相手の点数を下げるメリットがあります。

一方で、手牌が短くなるため、自身の守備力が低下するデメリットがあります。

また鳴き方によっては、リーチ者のツモ回数が増えることがあるので、その点は注意が必要です。ツモ回数が増えると、アガリの確率が高まってしまいます。

上記に加えて、特にカンの鳴きについては、カンドラが増えてリーチ者の点数が上昇する可能性もあるので、注意しましょう。

 メリットデメリット
一発消し・リーチ者の一発の役を潰し、点数を下げる

・手牌が短くなり、自身の守備力が低下

・鳴き方によっては、リーチ者のツモ回数が増える

・(カンの場合)カンドラにより、リーチ者の点数が上がる

その他の役一覧

その他の役の説明については、以下のページをご覧ください。

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